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大和 トップニュース社会

公開日:2019.11.29

大和市立病院
市から10億円借り入れ
運転資金不足の恐れ

 大和市は、市立病院=写真=に運営支援のため10億円を貸し付ける。年度末までに運転資金が不足の恐れがあるためで、同様の措置は今回が初めて。現在開会中の12月議会に補正予算案として上程されている。

 10億円は、一般会計の財政調整基金のうち、市職員の退職手当引当基金から一般会計に繰り入れし、支出する。

 市立病院経営戦略室によると、起債の償還額が大きく、年度末までに営業運転資金が不足する恐れがあるため、と説明。

 市財政課によると、借入金は15年の長期返済で、最初の5年は利息のみ、残りの10年で毎年1億円ずつ返済の予定だという。

週明け厚生常任委

 市立病院は、2016(平成28)年度から3年連続で赤字を計上。今年度も、「昨年度の決算時より患者は増えているものの黒字化は厳しく、昨年度と同額(約6・7億円)程度の赤字になる可能性は否定できない」(市立病院)と予測する。今後、「1993(平成5)年に完成した病院建設の際の起債償還(年5億円)が2023(令和5)年度に終わるので、その後は少し楽になるはず」と話した。

 なお病院事業会計の補正予算案は、厚生常任委員会に付託され、12月2日(月)の委員会で審議される。午前10時から。厚生常任委員会のメンバーは以下の通り(敬称略。◎は委員長、〇は副委員長)。

 ◎堀口香奈、〇安藤博夫、福本隆史、町田零二、山崎佐由紀、小倉隆夫、吉澤 弘

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