神奈川県内の中堅・中小企業が開発した優れた工業技術・製品を表彰する「第36回神奈川工業技術開発大賞」がこのほど発表され、市内中央林間の「コアレスモータ株式会社(白木学代表取締役社長=関連に人物風土記)」のギヤ内蔵モータが大賞を受賞した。
同大賞は、技術開発の奨励・向上を目的に1984(昭和59)年に創設。県内に事業所がある中堅・中小企業やこれらの企業で構成するグループの技術や製品が対象で、おおむね3年以内に開発されたものであること、実際に商品化されたり、効果が実証されたりしたことなどが条件となっている。受賞企業には表彰状と副賞が贈られ、大賞のシンボルマークの使用が認められる。
大賞受賞のギヤ内蔵モータは、ギヤヘッド(減速機)と電動モータを組み合わせた「ギヤードモータ」のギヤヘッドを中空構造にしたモータ内部に収納。大幅な小型化、軽量化を実現した。
白木社長は、株式会社シコー技研当時、第12回(平成7年度)にパソコン内部のインサイドファンモータで、第24回(同19年度)にカメラ付携帯電話用のオートフォーカスモータで、と12年おきに大賞を受賞しており、今回が3度目の大賞受賞。
今回の受賞に対し白木社長は「過去2度の受賞商品は、製品に100%導入された大ヒット商品だった。今回は産業界の方以外には理解し難い商品と思っていたので、大賞と聞き驚いている。これまで同様大ヒット商品になれば」と喜んだ。
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