コロナ禍で部活動ができないなか、動画のやり取りを通じた「リモート部活」を、聖セシリア女子中学校・高等学校のギター・マンドリンクラブが行っている。
同クラブでは休校が続くなか、5月末で引退を迎えた高校3年生との最後の思い出作りとして「リモート合奏」を企画。今年クラブ10周年を記念して作ったオリジナル曲を、部員30人が一人ひとり自宅で演奏して撮影し、顧問の吉澤隆史教諭がひとつの動画に編集。3年生にプレゼントした。「集まることはできないが、最後に少しでも合奏に参加している気分を味わってもらえたら」と吉澤教諭。
最初はメッセージ配信から
動画を使い始めたきっかけは今年3月。活動ができないなか、吉澤教諭が部員への励ましのメッセージを動画配信サイトYouTubeで限定公開。4月になると「より練習にプラスになるものを」と、楽器の調弦や音楽知識を解説した動画を作りアップした。部員からは「音楽の楽しみ方を再発見した」「基礎を見直せて勉強になった」と感想が寄せられた。
6月からはデータ共有サイトで動画をやり取りし、コーチや部員同士で演奏のアドバイスもし合っていくという。吉澤教諭は「今の状況を与えられた時間と考え、今しかできないことをしたい」と前向きに語った。
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