(公財)日本サッカー協会(JFA)は6月22日、開催国として立候補していた2023年女子ワールドカップ(W杯)招致から撤退することを決定した。招致提案書の中のベースキャンプ地の一つには、大和スポーツセンター競技場(大和なでしこスタジアム)も名を連ねていた。
=24日起稿
招致活動からの撤退について、JFA会長でFIFA女子W杯2023招致委員会委員長の田嶋幸三氏は、10日に国際サッカー連盟(FIFA)が公表した評価報告書で、日本が同じアジア・オセアニア地域のオーストラリア・ニュージーランド(共同開催)に次ぐ評価だったことや新型コロナウイルスの影響で東京五輪が1年延期となり、男子と違い年齢制限のない女子世界一を決める大会の五輪(21年)とW杯(23年)が短期間に同じ国で開催されることに対する抵抗感が強まっていることなどを総合的に判断し、招致活動からの撤退を決定したという。
23年W杯招致は、13年12月のJFA理事会で決議。昨年12月に開催提案書をFIFAに提出していた。
大和スポーツセンター競技場は、神奈川県サッカー協会から候補地として打診があり、全国で42、県内では唯一のベースキャンプの候補地として、昨年提出の招致提案書に名を連ねていた。ただキャンプ地選考には「芝生のピッチが1面以上ある」「スタンドが90席以上ある」などの条件があり、大和スポーツセンター競技場は「500ルクス以上の明るさの照明設備」の要件を満たしていない。大和市では、改修費用には5000万円以上かかるとし、2週間程の大会のためだけにそれだけの費用はかけられないとしており、仮に日本招致が決まっていても、キャンプ地に選ばれるのは難しい状況だった。
23年W杯の開催地は、25日に決定。
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