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公開日:2020.08.14

湘南梨が最盛期
「かながわブランド」初の夏

  • ブランド登録のため、色や形、大きさに厳しい統一基準を設けた湘南梨

 大和市、海老名市、綾瀬市、寒川町で栽培される「湘南梨」が、収穫のピークを迎えた。戦後から続く湘南梨はこの夏、かながわブランドに登録され、若手を中心にブランド化が進んでいる=中面に関連記事。

 湘南梨の最大の特徴は、甘みと酸味が揃うまで樹上で管理し、完熟状態で収穫すること。

 生産者は3市1町の24人に限定される顔の見える果物で、今年7月29日には県内産品の優位性を担保する「かながわブランド」(県ほか)に登録され、ブランド梨として初めての夏を迎えた。

 戦後、大和市や海老名市で生産が始まり、1959年に湘南梨組合連合会が発足。同年から毎年欠かさず品評会を開くなど生産技術を高めてきたが、コロナ禍の今年は初めて品評会が中止となった。

 湘南梨の栽培面積は約10ヘクタールで、生産量は219トン(19年度)。早生から晩生まで生産者によって様々で、少量多品種を7月から9月まで直売する農家もある。

 市内渋谷で吉川果樹園を営む吉川勝久さん(55)は、連合会の会長を務める。連合会では、ブランド力を上げるため、大手青果物店に選りすぐりの湘南梨を供給、直売の魅力などをブログで発信している。

 湘南梨の相場は1キロ700円前後。農園直売やJA直売所などで販売されている。

 (問)JAさがみ営農経済センター(大和【電話】046・263・5501)※土日祝休。

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