大和 意見広告
公開日:2020.11.27
県政報告
精神障がい福祉の拡充を!
公明党 神奈川県議会議員 谷口かずふみ
精神障がい者の方々は、体調が安定しないことから就労が困難であり、定期的に通院する必要があるため出費がかさんで経済的に苦しい方も多いなど、経済面で様々な困難を抱えておられます。
家族会の方々からも、「多くの精神障がい者は在宅で、精神の不安定、抗精神病薬の服薬、診療の長期化等で生活の困難さを抱え、必要とする支援のないまま、引きこもっているのが現状です。しかもこれを支える親は大変に高齢化しています」と、現状の厳しさを訴えておられます。
そこで、県議会の本会議において黒岩祐治知事に対し、「県においては、重度障害者医療費助成制度の対象拡大に取り組みつつも、精神障がい者の生活にしっかり目を向けた、何らかの支援を、多角的なアプローチで検討してもらいたい」と訴えました。
来年度に生活実態を調査
知事は、「県では、精神障がい者の生活実態を詳細に把握する調査を来年度実施する」と答弁。具体的には、精神障害者保健福祉手帳の所持者を対象として、医療機関の受診状況や医療費の負担額、就労の状況、収入、障害福祉サービスの利用状況、外出状況などを調査する予定と述べました。
さらに知事は、「この調査結果をもとに、精神障がい者の地域での生活や社会参加に向けた支援など、今後、県が行うべき精神障がい者への支援策を検討していく」と述べ、誰もが、その人らしく暮らせる地域社会の実現を目指していくとの考えを表明しました。
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