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公開日:2022.04.15

「死亡事故ゼロ」継続中
“警察見える化”で安全強化

  • 啓発物を手渡す荻原署長(中央)

 大和警察署(荻原英人署長)が管轄する、大和市内(県警が所管する東名高速道路は除く)の交通死亡事故が2020年9月9日以降、発生していない。21年は市制施行後、初めて年間の死亡事故ゼロを達成した。市や警察では、交通安全キャンペーンなど市民を含めた官民一体の地道な啓発活動が奏功していると見ている。※4月11日起稿

課題は自転車

 「春の全国交通安全運動」の一環として8日、大和駅プロムナード東側で街頭キャンペーンが実施された。市や大和署のほか、大和綾瀬交通安全協会、大和警察署管内安全運転管理者会、市交通安全母の会連絡協議会などからおよそ30人が参加。歩行者らに交通安全を呼びかけた。

 街頭キャンペーンであいさつに立った荻原署長は、市内で死亡事故ゼロが継続していることにふれ「負傷者の数も前年同時期と比べ減っているものの、自転車の事故は依然として多発している」と指摘した。

 17〜21年に市内で起きた自転車事故は260件、269件、260件、201件、205件と推移している。

 荻原署長は今後、パトカーや白バイの巡回を増やし「警察官の見える化」で交通ルールの徹底を促す考えといい、「関係団体とも連携を密にして、地域の安心・安全を図っていきたい」と展望を語った。

市内の状況

 市道路安全対策課によると、市内で発生した交通事故件数は、01年の2132件をピークに減少傾向となり、20年は過去最少の696件、昨年は716件だった。

 交通事故の死者数は、16年〜20年が1人、2人、2人、2人、4人。21年は0人だった。

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