スーパー大手・(株)成城石井(本社・横浜市西区)は「大和第3セントラルキッチン(CK)」(下鶴間2570の4)の操業を7月28日に開始、8月より本格稼働している。同社が手掛ける食品開発や製造機能を集約したCK。操業にあたっては、近隣から約300人の従業員を雇用していく。
4月に竣工、8月から本格稼働した「大和第3CK」は、町田にあった第1・2CKの機能を集約して、国道246号沿いに新設された総合型CK。約7000平方メートルの敷地に鉄骨造4階建てで、建物の延べ床面積は約1万平方メートルとなる。これは第1・2CKの合計面積の1・8倍の広さに相当し、製造能力も現在の200店舗から約400店舗分に向上する。
今回の操業に伴い、同社は300人近い従業を雇用。今後は町田市でも取り組んできた農業体験など地元の子どもが食べる喜びを五感で体験する企画などを推進し、様々な形で地域に還元する方針だ。
同社広報課は「自家製惣菜やデザートをつくるセントラルキッチンを操業させていただく。”これからいつまでもよろしくお願いいたします”の想いを商品に込めてお届けしたい」と話す。
創業95周年を迎えた成城石井。同社の売上の約20%を自家製商品が占めている。同社は今回の「大和第3CK」の稼働により、自社製造比率は3年後に20%から約30%に引き上げる見込み。製造拠点の新設により、手作業による工程は維持しながらも、調理設備を新規導入し、デザート品目は約2倍、総菜品目は約20%増となる。さらに、ピザ、生パスタ、中華麺といった自家製麺や小籠包など、これまで手掛けてこなかった商品の開発や、環境へ配慮した容器や包装を導入する取り組みも強化していく。
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