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大和 トップニュース経済

公開日:2022.10.07

チョークアート金城まみさん
女性起業家の特別賞受賞
時短・コスト減で普及促進

  • 「シズル看板」を紹介する金城さん

 全国商工会議所女性会連合会が主催する「第21回女性起業家大賞」の受賞者がこのほど発表され、南林間に教室を構え、手描きの看板制作を行う金城まみさんがグロース部門で特別賞を受賞した。今年の県内受賞は金城さん1人。過去の受賞も大和市内では初。

 この賞は2002年に創設。女性の視点で革新的・創造的な企業の創業や経営を行い、事業を成功させる創業10年未満の女性起業家を顕彰する。創業5年未満のスタートアップ部門と、同5年以上10年未満のグロース部門が設けられている。

 今回は全国から36人が応募。金城さんは、最優秀賞、優秀賞、奨励賞に続く特別賞を受賞した。

 チョークアートは欧米諸国を中心に飲食店の看板として見られる黒板に色鮮やかなイラストなどを描くアート。金城さんは「誰かの心に響くような作品が作りたい」と2013年に起業した。現在は「シズル看板」と名付けて制作を行う。

 この看板は、制作には時間や費用がかかるため、金城さんがスピーディーかつ低コストで描ける画材選定と独自メソッドを新たに開発したもの。従来のチョークアートと比べ、3分の1の時間、半分の費用で制作できるこの手法は、半年先まで予約が一杯になるほど好評を得ている。

 現在は「シズル看板の手法を多くの人に教え、チョークアートのすそ野を広げたい」と週3回教室も実施する。

 金城さんは今回の受賞に対し「多くの立派な女性経営者が選ばれる中、私の独自の取り組みが評価されたのは嬉しい。今後は、一人でも多くのシズル看板の制作者、インストラクターを増やしていきたい」と話した。

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