大和 政治
公開日:2023.02.17
大木市長
今期限りで引退へ
「迷いの末、きん差の判断」
大木晢市長(74)は9日、任期満了に伴う大和市長選挙(4月16告示、23日投開票)に立候補しない意向を表明した。13日、本紙の単独取材に応じた大木市長は、不出馬の決断に至った過程を「迷いの末、きん差の判断だった」と語った。 (2月15日起稿)
辞職勧告の影響は否定
4期目の大木市長は5選不出馬について「色々なことの積み重ね」とした上で、その一つとして今年75歳になる年齢をあげた。初当選以来、断酒し土日返上で仕事をしてきたといい、「年齢的に(次期選挙に立候補するかどうかを)迷うようになった」と吐露。2月の意向表明になったことについては「出馬する・しないの両方の気持ちがあり、迷いの末、きん差の判断になった」とぎりぎりまで進退の葛藤があった胸中を明かした。
市職員に対する「パワハラ問題」を巡って、昨年12月に市議会で可決された辞職勧告決議の影響については否定した。あらためてパワハラの事実はないとして「引き続き司法の判断に委ねたい」との考えを示した。
4期16年を「『健康都市』に向けて歩んだ16年間だった」と振り返り、がん検診の受診率向上、県内でもいち早い検診での内視鏡導入、市文化創造拠点「シリウス」の整備など成果を強調した。
後継者指名はしないというが「指名した方が良かった。4期目で後継者作りをするべきだった」と述懐した。
周囲の声
市議会の中村一夫議長は「お疲れ様でしたという気持ち。市長の判断に敬意を表したい」と述べた。パワハラ問題に関する市議会の調査特別委員会で委員長を務める井上貢市議は「(真相究明に向け)1年半かけてやってきたが、最後まで誠実な対応がなかったのは残念。政策は評価すべき点が多かった」と話した。
大和商工会議所の本田誠一会頭は「ねぎらいの言葉をお贈りしたい。4期16年の思いを次の世代が受け継ぎ、新しい大和を構築していくことが重要」と語った。
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