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公開日:2023.04.14
統一地方選前半戦
自民・立民・公明が議席
初の女性県議も誕生
任期満了に伴う神奈川県議会議員選挙が4月9日に投開票され、現職2、新人2の4氏が争った大和市選挙区(定数3)は、現職で自由民主党の藤代優也氏(51)と公明党の谷口和史氏(61)がそれぞれ再選し、立憲民主党の野内光枝氏(55)が初当選した。野内氏は同選挙区ができた1958年以来、初となる女性県議となった。
選挙戦は、いずれも4期目を目指した現職の藤代氏と谷口氏、大和市議(1期)から鞍替えして臨んだ野内氏、今回初めて選挙戦に挑んだ阿部ゆり亜氏(40)の4氏が争う構図となった。現職の菅原直敏氏(45)は2月に引退を表明していた。
野内氏
午後11時47分、当選の知らせが届くと、事務所に集まった支援者からは拍手が沸き起こった。
大和市で初めてとなる女性県議となった野内氏は「生活に困っている市民の方々の切実な声を県に届けたい」と声を枯らしながらあいさつした。
藤代氏
11時14分に事務所入りした藤代氏。支援者から拍手を贈られ、「地元大和のために改めてやっていかなければという思い。活動で新たな地域の課題にも気が付いた。しっかりと取り組んでいきたい」と今後の抱負を語った。
谷口氏
11時18分、およそ20人の支援者らに出迎えられた谷口氏は「頂いた真心に、4年間働き形として返していきたい」とあいさつ。選挙戦を振り返り「物価高騰対策と少子化対策を有権者に伝え評価いただいたのだと思う」と話した。
阿部氏
選挙初挑戦の阿部氏は11時50分、落選の報を受け支援者にあいさつ。「投票してくれた1万3272人の方々に感謝の気持ちでいっぱい。走り切った選挙活動になった。本当に悔しいが、当選した3人には頑張ってもらいたい」と話した。
微増も40%切る
今回の県議会議員選挙の市内投票率は、前回(2019年)を0・55ポイント上回る38・50%で、前回に続いて40%を下回る投票率となった。得票総数は7万4934票だった。
一方、同日に行われた神奈川県知事選挙は、現職の黒岩祐治氏(68)が4選を果たした=外面に関連記事。大和市で黒岩氏は、得票総数のおよそ67%に相当する4万8486票を獲得した。
県知事選挙の市内投票率は、前回を0・51ポイント上回る38・52%だった。
(4月12日起稿)
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