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大和 トップニュース社会

公開日:2023.09.01

大和市消防荒井翼さん
はしご登はんで日本一
初出場で快挙

  • チャンピオンTシャツを着て表彰台に立つ荒井さん

 全国から予選を勝ち抜いた消防職員が消防救助の技術を競い合う「第51回全国消防技術大会」が8月25日、北海道札幌市で開かれた。市消防署南分署の荒井翼さん(24)が「はしご登はん」部門に出場し、14・2秒のタイムで日本一に輝いた。市消防署管理課によると、同部門での日本一は初めての快挙。

 同大会は(財)全国消防協会が主催し、全国から消防救助隊員およそ700人が一堂に会して日ごろの訓練の成果を披露するもの。はしご登はん部門には52人が出場した。

 「はしご登はん」とは、災害建物への進入などを想定した消防活動で、命綱を自身に結び付けた後、垂直はしごを15mの到達地点まで登はんすること。その安全性と所要時間を評価し、順位が決まる。

 荒井さんはトップバッターで出場し、当時の心境を「全国大会自体は初めてなので慣れない雰囲気だったが、『普段の力を出せば大丈夫』と信じて臨んだ」と明かす。その言葉通りに力を発揮し、減点もなく結果は最高位。大会終了後はチャンピオンTシャツと賞状が贈られ、「色んな方が祝福の連絡をしてくれてうれしかった」と振り返った。

周囲に感謝

 荒井さんは今年6月に開かれた「第48回神奈川県消防救助技術指導会」で14・4秒のタイムで1位になり、県代表に選出されていた。大会までの期間について「特別何かを変えたりはしなかった。優勝できたのは先輩や後輩が今まで以上にトレーニングの協力をしてくれたおかげ」と周囲への感謝を述べていた。

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