子ども絵画大賞
15年の歴史に幕
12日まで入賞作品展示

大賞の「世界を旅する」
取材に応える小川館長

　小中学生のコンクールとして毎年行われ、今年が最後となる「やまと子ども絵画大賞」の審査結果がこのほど発表され、朝倉奈菜羽さん（上和田中１年）の「世界を旅する」が最高位の大賞に輝いた。

　絵画大賞は、子どもたちに絵画の楽しさを知ってもらおうと２００９年に始まり、15回目の今年が最後となる。主催する「笹倉鉄平版画ミュージアム」（上和田１７７７）の小川政男館長（79）は来年80歳を迎えることもあり、今年を「一区切り」と決めていた。「最終回も多くの素晴らしい作品ばかり。ぜひご覧いただきたい」と小川館長は話す。

　今年は「叶えたい夢」をテーマに、地域の小中学生から１５３点が寄せられた。朝倉さんは、「大賞を受賞できてうれしい。（夢である）通訳になれるよう、今後も頑張りたい」と喜んだ。

　受賞作品（一部）は次の通り（敬称略）。

【大賞】▽朝倉奈菜羽（上和田中１年）「世界を旅する」【特別賞】▽戸村晴（南林間小３年）「深海でスピアフィッシング」【最優秀賞】▽小学校低学年の部／松井平（桜丘小２年）「ぜつめつしないでハシビロコウ」▽小学校高学年の部／渡邊音景（上和田小４年）「水中を泳ぐ」▽中学生の部／朝倉奈菜羽（上和田中１年）「世界を旅する」【優秀賞】▽小学校低学年の部／細田恵人（上和田小２年）「うちゅうに行ってみたい」／佐藤杏美（渋谷小２年）「夢はトリマー！〜笑顔にさせてあげるね！〜」▽小学校高学年の部／野末陽莉（南林間小５年）「みんなを笑顔にする編集者」／門脇恵衣（福田小６年）「私の絵で、世界中を笑顔にしたい！」▽中学生の部／田中可純（引地台中２年）「Ｍｙｃｒｅａｔｉｖｅｗｏｒｌｄ」／北城沙良（関東学院六浦中３年）「国際看護師」【神奈川新聞社賞】▽新倉航希（渋谷小４年）「絵本作家になりたい」【大和田園ロータリークラブ賞】▽篠原汲子（つきみ野中３年）「私の夢に思いをこめて」

　入賞作品の展示は同館で11月12日（日）まで。

　問合せは同館【電話】０４６・２６７・８０８５。