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大和版 公開:2024年2月9日 エリアトップへ

芥川賞作家市川沙央さん 8人目の市民栄誉賞に 「うれしく、光栄に思う」

社会

公開:2024年2月9日

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古谷田市長と記念撮影に応じる市川さん(右)=市川さんの自宅で1日
古谷田市長と記念撮影に応じる市川さん(右)=市川さんの自宅で1日

 多分野での功績が顕著な市民を表彰する「令和5年度大和市表彰式」が市制施行記念日の1日に行われ、昨年、第169回「芥川龍之介賞」を受賞した市内在住の作家・市川沙央さん(44)が「市民栄誉賞」に選ばれた。同賞を受けたのは、アジア競技大会競泳女子の4×100mリレーなどで優勝した青木智美氏以来、5年ぶり8人目。

 市民栄誉賞は、市民に希望と活力を与えた功績が特に顕著な市民に授与される。

 市川さんは、1979年大和市生まれ。難病の一つで筋疾患の「先天性ミオパチー」により、人工呼吸器と電動車椅子で生活している。昨年、重度障がいのある女性を描いた大和市が舞台の小説「ハンチバック」(文藝春秋)で第128回文學界新人賞と芥川賞を受賞した。

 同日、市川さんの自宅で行われた表彰式では、古谷田力市長から市川さんへ表彰状と記念品が贈られた。古谷田市長は「(市川さんの作品が)大和市の名をさらに全国に知らしめてくれた」と感謝を述べた。

 これに対し、市川さんは「大和に生まれ育った者として今回の受賞はうれしく、光栄に思う」とコメント。今後に向けては「大和をもっと知ってもらいたいので、これからも頑張っていきたい」と抱負を語り、次回作にも意欲を見せた。

 市民栄誉賞は、過去にアトランタ五輪の野球で銀メダルに輝いた川村丈夫氏らが96年に初めて受賞して以来、第154回「直木三十五賞」を受賞した青山文平氏(16年)ら7人が受賞している。

受賞者の顔ぶれ

 同日の午前中には、市議会議員として地方自治に貢献した市民に対する「功労表彰」と、各分野で功績のあった市民や国際大会などで活躍した市民らを称える「一般表彰」が行われた。今年度は39人・1団体が表彰された。

 受賞者は次の通り(敬称略・順不同)。

【功労表彰】安藤博夫、小倉隆夫、中村一夫、青木正始、井上貢、町田零二、赤嶺太一

【一般表彰】保田穎子、中村邦男、前川公男、上田隆一、髙野恵雄、高田雅博、関水正之、永井圭子、田丸旭、沓掛大乗、山﨑潤一、竹下連幸、杉本大九、遠藤幸伸、村瀬富彦、浜﨑壽人、下田悦子、山本芳和、深井憲三、門井伸曉、笹井巧、菅原千枝子、渡部一博、山本よし子、渡部みさを、中山智由、島井絵里子、蛭川紗月、石井楓子、吉田湊海、谷口満里奈、千葉香、南庭タグウォリアーズ

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