市政報告 高い耐震化率から考える避難生活命を守るため十分な在宅避難の備えを 大和市議会議員 福本たかふみ
能登半島地震から3カ月が経ちました。元日に発生した震災では、多くの方が亡くなり、その原因の約9割が家屋倒壊で、輪島市の住宅の耐震化率は約45%程度でした。大和市は住宅の耐震化率が96%なので被災時も多くの住宅は倒壊を免れ、避難生活施設より、在宅避難者が多くなると予想されます。
市は都心南部直下地震の想定を震度6弱、避難生活施設等に避難する市民の数を約1・5万人、在宅避難者を約22万人と予測しており、現状20万食超の食料を備蓄していますが、これは多くの自治体同様に、避難生活施設の3日分としています。在宅避難は想定外となっています。
1週間以上の備蓄を
さらに、大地震では長期間水道等の生活インフラも止まるでしょう。市内には大和配水池や市内11カ所の飲料水貯水槽等の相当量の飲料水の確保がありますが、災害時に迅速な提供ができるとは限りません。
そのため、支援が届くまでの間、みずからの命を守るための備えが大変重要で、従来備蓄は3日分と言われていましたが、広域的な災害では公的な支援物資はすぐに届きにくく、最近は1週間以上の備蓄が望ましいとしています。また、仮設トイレは衛生上の課題があり、自宅トイレを活用する「災害用トイレ」の備蓄も不可欠です。
自発的な行動を
同じ規模の地震が発生しても地域により被災の状況は異なります。必要なのは発災時に建物の倒壊から命を守ることと、発災後、物資が届くまでみずからの力で生きるための備えです。災害時は、市職員も被災者です。24万市民への迅速な公助が難しいことを理解し、みずから備えることこそが大切です。
防災に関する必要な情報は、市のホームページから確認できます。
福本たかふみ
大和市桜森2-22-2
TEL:090-2727-0317
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