大和 意見広告
公開日:2025.02.28
市政報告
引地川水系と有機フッ素化合物について
大和市議会議員 村田アキラ
有機フッ素化合物(PFAS)の、分けてもPFOSとPFOAと呼ばれる物質の河川や地下水への流入が世界的な懸念となり始めて以降、その濃度を測定する各種調査が環境省、神奈川県、そして大和市によって行われてきました。毎年公表される調査結果を通覧して瞭然であるのは、まず第一に有機フッ素化合物に対する規制が強化されてから、確かにこれら物質の濃度は低下傾向にあること、そして第二に、たとえそうであったとしても、引地川および蓼川流域の示す数値には国の暫定目標値を上回るデータがみられる事実です。
PFOSおよびPFOAの健康に対する影響に関しては、それらの発がん性を指摘する議論から、影響を寡少とする研究に至るまでおおきな振幅があり、医学的な評価が依然として不明瞭であることは留意されねばなりません。ただし2022年9月には、厚木基地内の米軍施設からPFOS等を含有する泡消火薬剤が蓼川に流出した事故があり、環境への影響に関して市民から不安の声も聴かれます。昨年12月定例会においてこの件について市側に質問を行ったところ、すでに日米地位協定の環境補足協定にもとづく基地への立ち入りなどの対応がおこなわれた旨の答弁がありました。
米海軍厚木航空施設に関しては22年11月までに、海上自衛隊厚木航空基地に関しては昨年9月末までに、PFOS等含有泡消火薬剤の交換と処分は完了したという報告が公表されております。
村田玲
-
TEL:090-5802-7653
akira.murata@hb.tp1.jp
ピックアップ
意見広告・議会報告
大和 意見広告の新着記事
コラム
求人特集
外部リンク
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











