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大和 意見広告

公開日:2025.03.28

市政報告
基地対策から「基地政策」へ
堀合研二郎 (立憲民主党)

 大和市議会基地対策特別委員会は、今年度より「基地政策特別委員会」としてリニューアルされましたが、名称変更の際に議論が尽くされておらず、多数決により賛否が分かれたまま決着を見たということは私はかなり気になります。

 基地は安全保障のための施設であり、基地対策についての意見が割れるというのは、国民の安全保障についての意見が割れていることの反映なのではという仮説が成り立つからです。

 国民のほとんどは、今や戦争を実体験してはおらず、ならばと「賢者は歴史に学ぶ」の格言に基づき、我が国の戦争の歴史を少しだけひもといてみてわかることは、戦争を起こしたのは時の内閣であり、政治家達がその気になれば戦争は簡単に起こせてしまうということです。

 戦争なのか平和なのかを決めるのは政治家次第であることは、歴史を顧みれば分かる答えです。

 昭和12年の盧溝橋事件を発端として、日中戦争拡大の道を突き進んだ際に、近衛文麿内閣は自制を求める軍部の主張をはねのけ中国国民党軍への攻勢を強めました。

 そこで黙って見ているわけにいかないアメリカは、アジアに平和をもたらすという大義名分のもと対日制裁を日に日に強め、結果として日本は、アメリカに対して捨て身の反撃をせざるを得ない状況に追い込まれたわけです。

 軍部にも近衛文麿にもそれぞれの思惑があるように思えます。それぞれが違う方向を向いていたら、やる必要のない戦争をやることにもなります。安全保障についての意見が割れることの危険性を、歴史が証明しています。

堀合研二郎(大和市議会立憲民主党)

大和市下鶴間3030-9-202

TEL:080-5405-7679

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