全国で毎年1300件以上の水難事故が発生し、その中でも河川が発生場所の約半数を占めている。夏のレジャーシーズンを控える中、相模川周辺の6市町村(厚木市、相模原市、海老名市、座間市、愛川町、清川村)で組織する県央相模川サミット(会長/山口貴裕厚木市長)では、水辺での事故防止を呼び掛ける共同メッセージを動画配信している。
県央相模川サミットでは、河川の保全活用や災害対策支援をはじめ、産業活性化、環境対策、交通対策、その他地域住民の福祉向上など、各分野で抱える共通課題の解決を目指し、2010年から毎年協議をしている。
今年2月の協議を受け、6市町村を流れる相模川水系での水難事故防止のために、注意喚起の共同メッセージ動画の作成。このほど完成動画が各自治体のホームページなどで公開された。
動画は、各首長が相模川水系で撮影した映像をリレー形式に編集され、水辺で安全に楽しむためのルールとして、▽体調が悪いときは無理をしない▽1人で行動しない▽遊泳禁止や立入禁止の場所に入らない▽飲酒後の遊泳や川遊びを避けるなど、注意点を喚起した。
また、入水時にはライフジャケットを着用することやキャンプ時の火の始末、ごみの持ち帰りといったマナーについても伝えている。
県央の課題解決へ
同サミットでは、これまでも多岐にわたる広域課題の解決に向けて取り組んでおり、6市町村合同のクリーンキャンペーンを通じた河川の環境保全をはじめ、脱炭素・温暖化防止に向けたカーボンニュートラルの推進、環境啓発ポスター事業などを実施している。
また、24年に行われた協議では、能登半島地震の発生を受け、6市町村のみならず、近隣市にも協力を仰ぎ、10市町村による被災地支援活動も展開している。
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