大和 意見広告
公開日:2025.10.03
市政報告
まずは議員定数の削減を
大和市議会議員 村田アキラ
大和市議会9月定例会に提出された令和6年度一般会計決算において、経常収支比率が市政史上初めて100%を超えたことは(101・5%)、すでに報道されているとおりであります。それが意味しているのは、恒常的に必要な経費が市税など収入によって賄えていない状態であります。およそ1700を数える全国市町村のうち、この財政指標において令和5年度に100%を超えたのはわずか29自治体、全体の1・7%であることが事態の深刻さを表現しております。
さらに市の貯金にあたる財政調整基金の取り崩しは常態化しており、令和9年度にはこれが枯渇する見通しも明らかとなっております。
市は「大和市健全財政・改革ビジョン(仮称)」の策定を約して、令和8年度から令和10年度当初予算編成までに、持続可能な財政運営の基盤を構築するとしております。そこにおいては行政サービスの縮減、公共施設の見直し、受益者負担の適正化、等々が提示されることは必定であり、何よりも行政側の誠実な説明と市民側の理解が不可欠となります。
そして絶対的に忘れてならないのは、ことここに至った責任の一端が二元代表制の一翼を担う市議会に存している事実であります。広く市民側の理解を得るためにも、市議会としては嬉々として行政側を糾弾するに先立って、我が身を切る改革を断行せねばなりませ
ん。すなわち、ここにおいて議員定数の一割削減を提言する次第であります。隗より始めるべし。
村田玲
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TEL:090-5802-7653
akira.murata@hb.tp1.jp
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