23日に開幕した「第83回選抜高校野球大会」に海老名市役所職員の高田俊一さん(42歳)が審判員として出場している。
甲子園大会では全国大会審判員と日本高等学校野球連盟からの派遣要請を受け各都道府県から派遣される審判員が試合を裁いている。高田さんはこの派遣審判員として聖地・甲子園で塁審を務める。
小学2年生で野球を始め、綾瀬高校野球部時代には夏の甲子園神奈川県大会で強豪・東海大相模を破りベスト4に進出。準決勝で桐蔭学園に敗れたものの、秋季大会、春季大会ともに1回戦で敗れていた無名の公立校の快進撃は当時、「アヤセ旋風」と呼ばれた。このチームを陰から支えたものの、野球少年の夢、「甲子園出場」はならなかった。
高校を卒業後、海老名市役所に入庁し、勤務の傍ら、野球部の活動に参加。高校時代は果たせなかった、全国大会への出場も果たしている。少年時代から競技者として野球に携わってきたが、32歳のときに転機を迎えた。
審判員を務めていた先輩から声をかけられたことをきっかけに自身も競技者から転身。以来、審判生活は10年を迎える。
現在は海老名市野球協会の審判部長として中学生野球や社会人野球でジャッジを振るっている高田さんに2月上旬、神奈川県からの派遣審判員として「甲子園出場」の報が届いた。高校時代に果たせなかった甲子園出場。24年の時を経て、審判という立場で夢舞台に挑む。
「このような形で叶うことが不思議に思う」と喜びを語る一方、「高校球児にとってピッチャーから放たれる白球が人生の1球であり、審判のジャッジもまた、人生の1つとなる。プレッシャーを楽しみながら1球1球を正確に見極めていきたい」と大会への豊富を語った。
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