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公開日:2026.08.28

座間市議会 熊切、荻原両氏のハラスメントほか11件を事実認定 

  • 11件を事実認定 (写真1)

  • 松橋議長に答申書を手渡す竹田委員長=8月24日座間市議会

    松橋議長に答申書を手渡す竹田委員長=8月24日座間市議会

 座間市議会の議会運営委員会(竹田陽介委員長)が24日、熊切和人前議長と荻原健司市議のハラスメント行為などをまとめた答申書を松橋淳郎議長に提出した。熊切氏の調査は昨年12月から、荻原氏の調査は今年4月から、松橋議長の諮問を受けて進められてきた。

 答申書では、熊切氏の公用車内での飲酒や職員へのセクハラ、パワハラなど7件が事実認定された。その上で「倫理観が厳しく問われ、議会の品位と信頼を著しく損なった極めて重大な事案」と総括評価した。

 本紙の取材に応じた熊切氏は、「職員や議員の皆さまに多大なご迷惑をおかけした」と陳謝。自らの進退について「議会内からの声も踏まえて後援会の皆さんともよく話し合いたい」と述べた。

 荻原氏は、議運の調査で知り得た情報をもとに熊切氏からハラスメント被害を受けた職員への接触を繰り返し、「議会が混乱するのはハラスメントを報告したあなたのせいだ」などと不当に圧力をかけた。さらに調査会議では、被害を受けた職員を前に「こういうのは個人間でやればいい」と野次を飛ばし、被害職員を揶揄(やゆ)したり嘲笑したりして加害を重ねた。

 荻原氏の一連の行為について答申書は、「議員という優越的な立場を背景に職員へ心理的圧迫を強い、被害者に対する深刻な二次被害を与えた」、「本市議会の信頼を著しく損なう、極めて不適切な行為」と断じた。荻原氏は今年2月、当該職員との接触を禁止する注意文書を正副議長から受けていた。

 本紙の取材に対し荻原氏は「答申書の内容は事実。至らない点が多かったと反省している。配慮不足や無意識の言動が原因だった」と釈明した。

 竹田委員長は、「答申書を出して終わりではなく、信頼回復への体制を整える必要がある」と語った。松橋議長は「声を上げてくださった職員を裏切らないため、今後も真摯に対応していきたい」と述べた。

 佐藤弥斗市長はこの日、「内容を確認して改めて非常に重く受け止めており、極めて遺憾。実効性ある再発防止策が講じられ、職員が安心して職務に専念できる環境の確保と信頼回復がなされることを強く期待する」とコメントした。

 熊切氏の行為は昨年11月に市民の通報で発覚し、熊切氏は同月末に議長を引責辞任した。後任の松橋議長の諮問による議会調査が本格化するなか、荻原市議が事情聴取に応じようとした複数の関係職員に不当な言動で圧力をかける接触を重ねていた疑惑が浮上し議長が追加諮問していた。

 熊切氏は2024年の市議選に自民党公認で当選したが、昨年12月に芥川薫県議が支部長を務める自民党座間市連合支部から1年間の党員資格停止処分を受けた。

 支部長の芥川県議は、「自民党公認議員であることの自覚、議長としての自覚に欠ける行動であり迅速かつ毅然と対応した」と説明した。

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