市内中新田の中央農業高校果樹園跡地に4月1日、「県立えびな支援学校」(新井雅明校長)が開校する。身体障がいと知的障がいを持つ児童・生徒を受け入れており、小学1年生から高校3年生までが対象となる。初年度は149人の生徒を迎え、88人の教員が指導に携わる予定。
神奈川県では近年、障がいを抱える児童や生徒の増加により、養護学校や特別支援学級の過大規模化が問題視されてきた。県央地区でも入学希望者が年々増加しており、各校とも飽和状態になりつつある。そのため、各エリアからのアクセスが良く、有効活用できる県有地があったことから、海老名市が新たな建設場所に選ばれた。
同校の教育目標は、「一人ひとりに応じた教育を行い、地域生活と将来を見据え、生きる力を育成し、自立と社会参加を推進する」。学内だけに留まらず、地域住民とも積極的に交流する場を設け、社会性を磨いていく。
具体的には、校舎内に中新田の「地区社協」を開設し、住民が自由に集うだけでなく、子どもたちとのワークショップなどを実施していく。隣接する中央農業高校と連携しての収穫体験や、中新田小学校との合同授業なども構想に入れているという。
新井校長は「障がいを持つ子どもたちが豊かな人生を送れるように努めていきたい。近隣の皆様と手を携え、地域活性化に貢献していきたい」と話している。
ボランティア募集
同校では、通学時間帯に通学路に立ち、子どもたちの安全を見守る「見守りボランティア」と、校外行事などに同行する「学習支援ボランティア」を募集している。いずれも個人の都合に合わせて活動可能。詳細は同校より別途説明あり。
希望者は同校【電話】046・292・5612へ。
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