国分北在住で、「海老名リトルシニア」出身の竹中裕貴さん(八王子高3年・遊撃手)が、西東京代表として8月7日に開幕する全国高校野球選手権に出場する。春夏通じて初の甲子園出場を決めた同校でレギュラーを務める竹中さんは、準々決勝で当たった清宮幸太郎選手擁する早稲田実業高戦でタイムリーヒットを放つ活躍で、チームの勝利に大きく貢献した。
128校がしのぎを削る西東京大会を制した八王子高校。スター選手はいないが、『小さくても群れとなって巨大な敵を倒す』という意味を込めた「ありんこ軍団」をスローガンに掲げるチームが、ついに悲願を達成した。
快進撃には竹中さんも大きく貢献。2点先制を許した準々決勝の早稲田実業高戦の5回裏で、竹中さんがタイムリーヒットを放ち同点に。チームを勢いづけるきっかけを作り、6対4で勝利をつかんだ。
決勝戦でも、チーム一丸となって強みである粘り強さを発揮し、延長11回の末に5対3で東海大菅生高を下した。
強豪ひしめく西東京地区での戦いに、「正直、夏の大会が始まる前は甲子園に行けると思わなかった」と話す竹中さん。6月頃からチームが上り調子になり、練習試合での逆転勝ちや、肉薄した勝負を逃げ切る好ゲームが多くなり、「この調子なら西東京を勝ち抜けるかもしれない」と可能性を感じ始めたという。
「甲子園でも自分たちらしい試合をしたい。個人的には守備が得意なので、そこに注目してもらえたら嬉しい」と大舞台への抱負を語った。
小柄でも気持ちで勝負
竹中さんが野球を始めたのは5歳の時。上星小の児童らで結成される少年野球チーム「海老名Jスターズ」に所属していた2つ上の兄の背中を追うように入団。中学では「海老名リトルシニア」に入り、硬球でのプレーに磨きをかけた。
当時、指導に当たっていた海老名リトルシニアの飯塚良二監督は「身長158cmと小柄だが、気持ちの強い選手。足も速く、グラウンドを駆け回る姿がひときわ目立っていた」と振り返る。そんな姿が注目を集め、スカウトを受けて八王子高校に進んだという。
飯塚監督は「初出場を達成してくれて非常に頼もしい。甲子園では、まず1勝を目指して頑張って欲しい」とエールを送った。
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