市PTA連絡協議会は、えびなっ子の緊急避難所である「こども110番の家」の看板をリニューアルした。設置しているプレートの劣化などに加え、子どもたちが親しみをもってもらえるデザインに変更。構想を立ててから4年越しの達成となった。
不審者の出没など緊急時に子どもが助けを求めて駆け込める場所「こども110番の家」。市内では地域の学校関係者や企業など約1300軒が登録されており、玄関などに目印となるプレートが掲げられている。
現在使用されているものは2001年に制作。経年劣化による問題や子どもたちへの伝わりやすさ等の観点から、保護者から変更の声が上がり、4年前の市P連でリニューアルの意向が決まった。
役員が改変された16年度から正式に動き出し、新たなデザインには警察の制服を着たえび〜にゃを用い、親しみやすさを演出。素材も3〜5年の耐久性があり、紫外線や衝撃に対応できるほか、外に設置しても安全なものが選ばれた。リニューアルにあたり、最大の課題となっていた制作費用は、17・18年度の2年間で市P連の繰越金の中で積立をして捻出。残りは市教育委員会の予算を充て、このほど4年越しとなる制作へと漕ぎ着けた。
新プレートは9月から随時PTAや各学校に配布され、それぞれの地域で今年度中に付け替えが行われるという。
市P連の西島貴弘会長は、「子どもたちが駆け込むことが無いのが望ましいが、万が一の時はこのプレートが役に立てば」と話している。
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