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公開日:2020.06.19

県民功労者表彰
3市から4人が受賞
公共の福祉、各界で活躍

 公共の福祉に貢献し、その業績が特に優れた人を知事が表彰する「神奈川県県民功労者表彰」の受賞者が11日、発表された。本紙発行エリアの海老名、座間、綾瀬市からは各界で長年活躍する4人が受賞した。

 県民功労者表彰は今年で73回目。神奈川県の最高表彰のひとつで、社会福祉、保健衛生、産業・経済、教育・文化、生活環境などの各分野で活躍した人に贈られる。

 今年は38人が受賞者に選ばれたが、新型コロナに配慮して表彰式は実施しない。表彰は6月17日付け。

 本紙発行の3市からは、民生委員児童委員の稲垣文野氏=座間市と藤原百合子氏=綾瀬市、海老名市医師会会長の高橋裕一郎氏=海老名市、元神奈川県産業資源循環協会副会長の田墨幸一郎氏=綾瀬市がそれぞれ受賞した=発表順。

【受賞者の声】

 ▽稲垣文野氏(69)

 地域に尽くしてきた21年は「あっという間」。高齢者への訪問活動では、当初「あなたに用はない」とあしらわれても丁寧に関係を築き、いつしか頼ってくれることにやりがいを感じてきた。「コツコツと続けてきた活動が認められて嬉しい。今後も、いままで通り真摯に地域の方に向き合っていきたい」

 ▽藤原百合子氏(66)

 「困っている人がいたら、放っておけない」。地域のためにと誘われて始めた民生委員。高齢者や子どもが抱える問題を解決する架け橋として24年にわたり活動を続けてきた。「家族の理解を得て、そして先輩方に教えられて今がある。受賞のために活動をしてきたわけではないが、とても励みになります」 

 ▽高橋裕一郎氏(72)

 宮城県秋保温泉の実家から上京して医師になり、1992年に「腎健クリニック」を開業した。海老名市医師会会長として会員医師131人をまとめ、コロナ対応を陣頭指揮する。「祖父に可愛がられたせいかお年寄りと話すのが昔から好き」。病気はもちろん、診察室では「人をみること」も実践してきた。

 ▽田墨幸一郎氏(61)

 1989年、前身の産廃協会の設立から携わり、廃棄物の適正な処理を積極的に推進。県内の緑地保全にも力を入れ、海老名市や綾瀬市への寄付活動も続けてきた。「県知事が贈る賞の中で一番名誉ということで、とても嬉しい。地域と社員に感謝したい」。株式会社タズミ(綾瀬市吉岡)代表取締役。

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