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海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2023.02.17

海老名市
人口増加、際立つ
県、座間、綾瀬は減少続く

 今年1月1日時点の神奈川県の人口が1月末に神奈川県から公表された。昨年1月と比較すると、座間市と綾瀬市は減少が続き、海老名市は増加が続いている。

 県が毎月公表する「神奈川県人口統計調査」によると、今年1月1日時点の海老名市の人口は13万9538人、座間市は13万2080人、綾瀬市は8万3235人。前年同時期比では、海老名市が2015人増、座間市は180人減、綾瀬市は69人の減で、海老名市は増加が続き、座間市は2年連続の減、綾瀬市は3年連続減となった。

 県全体の同日の人口は2年連続減の922万7901人。初めて減少に転じた前年同時期から減少が続いている。

 これらを踏まえると、県全体では2021年をピークに人口減に転じ、座間市は22年、綾瀬市は21年から人口減が続いていることになる。

 22年の県「人口増減の動向」では転入数が転出数を上回る「社会増」が3万7694人に対し、出生数が死亡数を下回る「自然減」が4万970人と大きく上回る。

 自然減の内訳は出生数5万8118人に対して、死亡数が9万9088人で、少子化の影響が色濃く反映されている。

想定超える伸び

 海老名市は今春にも人口14万人に達する見通しだ。71年の市制施行当時は約4万8千人で、20年に策定した総合計画では人口のピークを26年の14万300人と見込んだが、3年前倒しで14万人に到達する。国立社会保障・人口問題研究所が15年の国勢調査をもとに推計した人口のピークは20年の13万1千人だが、その推計も超えている。

 海老名市の人口増は、JRと小田急、相鉄が乗り入れる鉄道と、圏央道の接続、新東名の開通が迫る県内屈指の立地特性を生かした市街地の形成が功を奏してきた。

 想定を超える人口の伸びについて市企画財政課は「海老名駅西口のマンション開発が当初の想定を上回っていること」を主な要因にあげている。

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