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公開日:2023.04.28

綾瀬市議選
笠間氏がトップ当選
安藤氏、無所属女性の最多タイ

  • トップ当選で再選を果たした笠間功治氏=23日・選挙事務所で

  • 8回目の当選を決め取材に応じる安藤氏

 任期満了に伴う綾瀬市議会議員選挙は4月23日に投開票が行われ、向こう4年間を担う新たな議員の顔ぶれが決まった。トップ当選は現職の笠間功治氏(49)=自民党で、2位当選の武藤俊宏氏(63)との”自民ワンツー・フィニッシュ”を決めた。新たな議員の任期は4月30日からの4年間。

 同選は定数20に現職13人、元職1人、新人8人の22人が出馬する少数激戦となった。3月の立候補予定者事前説明会には22陣営が出席したが、告示前に前回トップ当選の笠間昇氏(3期)と、比留川政彦氏(4期)が相次いで出馬を取りやめた。

さらに、説明会には姿を見せなかった畑井陽子氏(2期)と、新人1人が告示直前に名乗りを上げる異例の展開となった。畑井氏は神奈川ネットで2期務めたが今回は無所属で出馬した。

 トップ当選を果たした自民党の笠間功治氏は、2015年の県議選に出馬。自民党公認で、元県議の父・茂治氏(現・綾瀬市商工会長)から地盤を受け継いだが及ばず、19年の市議選に無所属で出馬し、2位の得票(1943票)で初当選した。今回は現職の武藤氏と2人、自民党公認で出馬。「くらし満足度を徹底して向上させる」ことなどを掲げて再選を果たした。笠間氏は、「市民の代弁者として役割と責任をしっかり果たしていきたい」と、意欲を語った。

 同選では国会に議席をもつ参政党が綾瀬市議会では初の議席を獲得した。参政党で当選した成田龍二氏(46)は、「初の選挙で当選できて党を知ってもらう地盤ができた。互いの顔が見え、相談し合える地域づくりに取り組みたい」と、喜びを語った。

 政党別の獲得議席数は公明党4、自由民主党2、日本共産党2、立憲民主党1、参政党1、無所属は改選前と同じ10となった。女性議員は改選前の6人から7人に増えた。平均年齢は前回の改選当初とほぼ同じ55・4歳。前回から最も票を伸ばした現職は、立憲民主党の佐竹百合氏(52)でアップ率は170%超だった。

県内最多

 無所属現職の安藤多惠子氏(75)は、県内自治体議会の無所属女性議員として、横浜市議の井上桜氏と並ぶ8回目の当選を決めた。

 23日深夜に本紙の取材に応じた安藤氏は、「これからの市政は道の駅や中心市街地の街づくりで複雑になる。期数の長い短いにかかわらず、勉強と研さんを重ね議員としての責務を果たしていきたい」と述べた。

投票率36・97%

 投票率は前回を2・98ポイント下回る36・97%で前回同様に過去最低を更新した。

 改選後、最初の本会議となる臨時会の開催日程などは5月2日に決まる予定。

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