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公開日:2023.12.08
綾瀬市大和市
連携ムード高まる
隣接の公園で駅伝大会
綾瀬市はこのほど、新年1月14日に開催する「第46回綾瀬市駅伝競走大会」で、綾瀬スポーツ公園と大和ゆとりの森の園路をコースにする、と発表した。厚木基地の南端で綾瀬市と大和市の公園が隣接する今回の開催地では、大和市側が長年設置していた車止めが撤去され、両市の連携ムードが高まっている。
2市連結の新コースが実現
綾瀬市の駅伝大会は、毎年1月に市域にコースを設定して開催される新春の風物詩。今年は22年ぶりに厚木基地内に走路を設け、往時のコースが復活した。ただ、連続開催の調整が難航し、市は新たな開催場所を模索していた。
そうしたなか今年4月、大和市で16年ぶりに市長が交代し、隣接する両市の公園で両市を隔てていた大和市側の全長約170メートルのフェンスと、その開口部2カ所で自転車の往来を防ぐ車止めの存在が6月の同市議会で指摘され、古谷田力市長が連携協力を目的に撤去する意向を示した。夏になり計32本あった車止めが撤去され、フェンスも来年度の撤去が計画されている。
この状況に綾瀬市側が注目。車止めが撤去された場所を走るコースを大和市側に打診し、同市がこれを快諾したことで両市を往来するコースが実現した。綾瀬市によると、駅伝大会の共催を大和市に打診したが、大和市側で同日開催される駅伝大会の準備がすで進んでいたため、実現は再来年以降に持ち越された。
両市の公園は厚木飛行場南側に位置し、2005年度から順次、整備が進んだ。国有財産法に基づき南関東防衛局長から両市長に対し無償で使用が許可された敷地面積は合わせて約30ヘクタールに及び、その規模は県内随一。両市長は同地での互いの連携を深める意向を示し、24年度にはスポーツイベントを共催することで調整している。
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