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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2025.04.04

海老名警察署の署長に就任した
熊崎 豊さん
海老名市在住 54歳

  • 熊崎 豊さん (写真1)

歩いて作る守りの絆

 ○…海老名市の安心・安全の要としてこの春から指揮をとっている。これまで各地の警察署や県警本部で働いた。犯罪抑止担当の部署にいた時は、様々な詐欺被害を見てきた。被害者たちは自分を責め、時には家族からも責められる。「子を思う親の気持ちに付け込む犯罪を、決して許さない」。温和な表情の中にゆるがぬ芯が見えた。

 ○…相模原市出身。父・三郎さんも警察官で、食事マナーから髪型、身だしなみにも厳しく、小さいころから警察官に硬いイメージをもっていた。ある日、自宅近くで火災が発生。非番の父が駆けつけ、てきぱきと交通整理にあたる姿にあこがれも芽生えた。父はその後警察署長となり、単身赴任に。同じ境遇になった今、家族と離れて働く気持ちがよく分かる。

 ○…中学・高校ではハンドボールに没頭し、キーパーを任された。チームプレーの面白さはもちろん、みずから動いて死角を減らす意識を磨いた。大学卒業後はOA機器の企業に就職して営業職へ。街を歩いて企業に飛び込み、信頼を重ねて受注する。取引先に信用してもらい、貢献できる喜びを知り「もっと広く人のために役立ちたい」と父と同じ警察官に転職。県警本部では金融機関に詐欺防止の協力を得るため都内に通い、いくつもの絆を結んだ。

 ○…趣味は家庭菜園で、枝豆などを育ててきた。仕事が多忙で収穫を逃してしまうが、チャンスがあれば取り組みたいところ。海老名はビナウォークやららぽーとには家族で訪れ、土地勘がある。同僚には「ワンチームで、市民目線でいい仕事を」と呼びかけ、「安心の街づくりに欠かせないのは、地域との連携です」。長い警察官人生で感じてきた真理が、あゆみの先にある。

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