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海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2025.08.08

旧綾瀬小吉岡分校で最後の夏祭りを開いた自治会の会長を務める
宇野 政信さん
綾瀬市吉岡東在住 74歳

  • 宇野 政信さん (写真1)

まちに根付き、心を通わす

 ○…旧綾瀬小学校吉岡分校を起源とする吉岡地区センター。今年末での建て替えが決まっている。夏の風物詩だった盆踊りも、旧校舎の前で開くのは今回が最後。「今の地区センターがなくなるのは悲しいけど、より良いものになれば嬉しい。私も地域住民の交流を生むために頑張らねば」と今後を見据える。

 ○…綾瀬市吉岡東の生まれ。下宿をしたことはなく、生まれてからずっと現住居に住む。「子どもの頃は畑ばかり。吉岡の交差点に通じる道は砂利道で、高校時代には側溝を作るアルバイトをした」と懐かしむ。数式を用いて答えを導き出す数学に夢中になり、「数学教員になろう」と横浜国大の教育学部に進学。1年次には学生運動によるロックアウトを経験するも4年間で卒業し、中学校で教壇に立った。

 ○…最初は大和市に赴任し、3年目に配属されたのは新設校。1から学校を作っていくのが楽しかった。大和で13年務めた後、海老名に異動。60歳まで勤め上げ、定年後には綾瀬の生蘭学園の校長を務めた。指導時に意識していたのは「心を通わせること」。子どもとこまめに対話し、寄り添い続けた。「勉強が嫌で学校に行きたくないとは思わせたくない。できない子ほど教えたかった」

 ○…教育に注力する中でも、地元の活動ができていないことに寂しさを感じていた。定年を迎えた以降、「地域に貢献したい」と自治会活動に力を入れた。「誰かがやらなきゃいけないし、誰かのためになっていればいい」と優しく語る。今は近所のごみ拾いが日課。通りがかりの人に「ありがとう」と言ってもらうと疲れは吹き飛ぶ。「最近、ごみ拾い中によく会う外国人の方とも顔なじみになった」。新たな出会いを見つけたことを喜ぶ姿は輝いていた。

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