座間コンビニエンスストア等防犯連絡協議会の会長に就任した 高橋 恵一さん 相模が丘在住 65歳
柔軟に、真摯に働く
○…相模が丘にコンビニエンスストアを出店して16年。店には毎日、老若男女を問わず多くの人が来店する。コンビニのオーナーという立場から、地域や時代の変化を肌で感じ取ってきた。24時間営業のコンビニにとって、防犯は看過できない課題の一つ。「お店同士はライバルだけれど、安全を守るためには情報を共有しないと」。7月19日の総会で、座間コンビニエンスストア等防犯連絡協議会の会長に就任した。
○…宮城県出身。中学生の時に厚木に越してきて以来、人生の大半を神奈川の県央地域で過ごした。時代の変化や自分の環境に応じ、病院から運送業、果ては飲食店の運営まで多岐に渡る業種で汗を流した。「その時々によって、需要の多い職業は変わる。条件の良い仕事、興味のある仕事に次々挑戦してきた」。それぞれの仕事で知った苦労が、今の経営や接客にも生きている。
○…店を一歩出れば、歌謡曲の作詞家という「裏の顔」を持っている。きっかけは今から27年前。何気なく自作の詞を見せた友人に背中を押され、38歳で本格的に作詞家を志した。行く先々でデモテープを配り、その詞がいつしか「先生」と呼ばれる音楽家の耳に入った。当時は飲食店を経営していたが、すっぱりと辞め、時間の融通が利くコンビニ経営を始めた。今では自分の作詞した曲がカラオケにも登録され、少しずつその名を轟かせている。
○…そんな思いで始めたコンビニ経営だが、思いのほか新たな発見が多い。「雨の日も、雪の日も色んな方が来店する。世の中の流れを感じることができるし、ふとした出来事で詞のアイデアが生まれることもある」。24時間営業が風紀を乱すのでは、との批判を受けることもあるという。「もちろん、負の側面もある。でも、それも自覚した上で地域の人たちに『ここにこの店があってよかったね』と言って貰える店づくりをしていきたい」
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