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公開日:2016.05.13

2度目の「トリプル勝利」
井上兄弟と従兄・浩樹さん

  • 同じく世界王座防衛に成功した八重樫東選手(右)と記者会見する尚弥さん=9日、大橋ジム

 市内栗原中央在住のプロボクサー井上尚弥さん(23)と弟・拓真さん(20)、そして2人の従兄にあたる井上浩樹(こうき)さん(24)が今月8日、東京の有明コロシアムで試合を行った。3人揃っての試合は昨年末に続いて2度目。今回も全員が勝利を飾った。

 ボクシングジムを営んでいた父・真吾さんに指導を受け、高校時代から全国制覇を数多く成し遂げていた井上兄弟。プロ転向後は大橋ボクシングジム(横浜市)に所属。尚弥さんは史上最速となる世界2階級制覇を達成し、拓真さんも昨年に東洋太平洋スーパーフライ級王座を奪取した。

 尚弥さんの影響でボクシングを始めた浩樹さんも、アマチュア5冠の実績を持つ実力者。高校時代は、真吾さんのジムで兄弟と一緒に練習していた。昨年末、2人の活躍に刺激を受けてプロデビューを果たした。

対戦相手を圧倒

 WBO世界スーパーフライ級王者として、2度目の防衛戦に挑んだ尚弥さん。試合中に両拳を痛めるも、同級1位のダビド・カルモナ選手を終始圧倒し、大差で判定勝ちした。9日の記者会見ではKO勝ちを逃した悔しさをにじませつつも、「ディフェンス面などで課題も見つかり、良い経験になりました」と振り返るともに、「年内に防衛戦や王座統一戦に挑戦できれば」と意欲を見せていた。トレーナーの真吾さんは「両拳を痛めながら最後まで戦いぬく姿勢を見せる事ができました」と息子の戦いぶりを評価していた。

 同じく防衛戦の拓真さんは、東洋太平洋スーパーフライ5位のアフリザル・タンボレシ選手に2ラウンドTKO勝ち。「『打たせないで打つ』という自分のスタイルを意識しました」とコメント。次戦での世界挑戦も期待されているが、「世界戦であっても、そうでなくても、しっかり準備をして今回以上の試合をするだけです」と冷静に話した。

 プロ3戦目となった浩樹さんはビモ・ジャガー選手と対戦し、3戦連続の1ラウンドKO勝ちを果たした。次戦は6月の予定。大きな目標は世界王者だと言い、「そのためにもまずは日本や東洋のベルトを狙いたい」としている。

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