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座間版 公開:2018年1月1日 エリアトップへ

私達のまち座間発展のために 新春 市長インタビュー

政治

公開:2018年1月1日

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■遠藤三紀夫市長/1957年生まれの60歳。市内さがみ野在住。座間市商工会や座間市観光協会の会長などを経て、2008年に初当選。現在3期目
■遠藤三紀夫市長/1957年生まれの60歳。市内さがみ野在住。座間市商工会や座間市観光協会の会長などを経て、2008年に初当選。現在3期目

 タウンニュース座間編集室では新年にあたり、遠藤三紀夫市長に新春インタビューを行った。遠藤市長は、第四次座間市総合計画の中間見直しにて、施策として追加されたシティプロモーションや子育て支援について語るとともに、防災力向上に意欲を示した。また、大型商業施設イオンモール座間の開業が迫り、座間市の活力アップに期待を寄せた。   (聞き手/編集長・佐々木 貴広)

子育て支援、待機児童対策に重点

―あけましておめでとうございます。まずは2017年を振り返り、市長が考える座間市の大きな出来事やニュースを挙げてください。

「新年あけましておめでとうございます。皆様には、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

また、旧年中は、市政運営にご理解とご協力を賜りましたことに、年頭にあたりあらためて深く感謝申し上げます。

 昨年を振り返り、明るいニュースを挙げさせていただきますと、4月1日、芹沢公園が全園開園、連日多くの皆様に来園していただき、新たな賑わいの場が形成されたことを実感しています。

 また、5月に開催した大凧まつりでは、市内中学生の一間凧の掲揚が全6中学校揃い踏みをするという記念すべき年とすることができました。大凧まつりに向けた凧づくりから凧の掲揚までの取組が、生徒たちのわがまち座間に対する郷土愛の醸成、帰属意識の高揚に繋がれば、これほど嬉しいことはありません」

座間らしい地域資源生かす

―2011年度から10カ年計画で策定した「第四次座間市総合計画」を推進する中、中間見直しにて、施策として追加された「シティプロモーション」についての実績はどうでしたか。

「施策として追加をした後のシティプロモーションの例としては、座間駅前のリノベーション賃貸共同住宅「ホシノタニ団地」の例があります。老朽化した小田急電鉄の社宅を地域に開かれた交流の場として再生し、官民で地域のニーズに合った事業を実現できた「先端的な試み」として具現化できたものです。

 また、皆様にもお馴染みのざまりんごみ収集車については、現場から「子供に人気のあるざまりんのシールを貼ったらどうか」というアイディアが生まれ、全面ラッピングを行ったところ、非常に人気が出て、子どもたちが手を振ってくれるようにまでになりました。

 職員の士気も上がり、一つの成果として無事故記録も更新中で、直近の平成29年12月17日現在、1441日に達しています。これはメディアに取り上げられ、他市からも視察が来るなど、シティプロモーションの事例の1つといえます。これからも発想次第で座間らしい地域資源、財産を十分に生かせることが出来るでしょう」

― 同じく総合計画に追加された「子ども・子育て」について、具体的な事業の進捗はいかがでしょうか。

「昨年4月から、新生児に紙おむつ等をお届けする『ざまりんすくすくギフト事業』を開始しました。

 保育園の待機児童対策では、民間事業者の協力の下、昨年4月に60名、7月に60名の定員増を図りました。さらに、平成30年度中に2園170名程度の定員増を図ると共に、今後は、小田急相模原駅前西地区再開発ビルへの子育て支援施設の設置に向け取り組みを進めます」

イオン開業に寄せる期待

― 市内広野台で、イオンモール座間の開業時期が決まり、市民の注目を集めています。市民生活に大きな影響を与える商業施設ですが、座間市として、事業者側と協働でできることはありそうですか。また、開業に伴う渋滞対策といった受入体制の進捗はいかがでしょうか。

「大型商業施設イオンモール座間が、広野台に今春オープンされる予定ですが、たくさんの方が市内外から来られると思うので、この際、『座間を知ってもらう』そんな良い機会がつくれるよう事業者に協力をお願いしています。地域に根差した店舗を目指していただき、まちの賑わいと活力アップを期待しております。 また、渋滞対応としては、施設西側に位置する市道38号線の車道拡幅及び歩道整備を概ね完了させるとともに、市道38号線と市道11号線との交差点を改良し信号を設置します。また、県道50号線の小松原交差点については、平成30年度工事施工を目指して用地買収を進めています。

 これらの渋滞緩和対策に加え、近隣住宅地への誤進入を防ぐため、座間警察と協議のうえ、必要な箇所に注意喚起看板の設置を予定しています」

新年度予算の見通し

―2017年度の当初予算規模は、2年連続で400億円を超えました。2018年度の財政見通しはいかがでしょうか。

「平成30年度も引き続き歳出の増加が見込まれるものの、一般財源総額の増加は見込み難い状況です。歳入財源の変動を十分に視野に入れながら、筋肉質な予算編成を実施するために、個々の事業の目的や効果、手法など様々な視点でこれを丹念に見直し、実施計画事業を全て網羅する予算編成に取り組んでいきます」

防災・医療充実したまちへ

―2018年度の主な取り組みをお聞かせ下さい。

「まもなく新消防庁舎が完成する予定です。これから、ここを消防、防災・減災の新たな拠点とし、医療機関との連携による救急活動の充実強化を図るとともに、市民防災活動の普及啓発を推進していきます。

 また、現消防庁舎を防災備蓄倉庫に再整備し、「緑と防災」をテーマに災害対策と癒しの空間が共生する「防災パーク」の整備に着手したいと考えています。

 小田急相模原駅前の座間市側では、新たな複合再開発事業がスタートしており、建設中のビルには、店舗だけではなく、子育て支援や市民交流を担う施設も合わせたプロジェクトを進めています」

―最後に、新年にあたり市民にメッセージをお願いします。

「本年も、私達のまち座間の発展のために、皆様と手を携え、座間らしさを前面に「身の丈にあった」魅力あるまちづくりに、誠心誠意尽くしていきますので、皆様の一層のご理解とご協力をお願いいたします」

―本日はありがとうございました。
 

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