立体化いよいよ着工へ 国道129号線 戸田交差点
渋滞解消や新東名高速道路開通後の混雑回避を目的に事業が進んでいる、国道129号線戸田交差点の立体化。現在会期中の県議会第3回定例会で、この立体交差工事請負契約が議案提出されている。10月16日の採決で可決された後、いよいよ工事が本格化する。
工事には7社が入札し、請負契約者はフジタ・フジタ道路・テクノジャパン特定建設工事共同企業体。契約金額は27億8250万円。
道路を管轄する県広域幹線道路事務所の道路建設課によれば、立体化は南北にのびる国道129号線が県道22号線の下を通る「アンダーパス」と呼ばれる方式。立体化区間は片側2車線で、距離は500m。工期は2016年3月15日までの予定。
供用開始は2016年度中
当初は2014年度中の完成を目標としていたが、用地買収が昨年度末までかかったこともあり、2016年度中に予定されている新東名高速道路の海老名南ジャンクション〜厚木南インターチェンジ(仮称)間開通に合わせての供用開始へと遅れることとなった。
戸田交差点付近では現在立体化事業を含め、道路両側の拡張、新東名厚木南ICとの接続区間ランプ橋下部設置など7つの工事が並行して進んでいる。今後工事の進捗に伴い、夜間に車線を1本減らすことはあるものの、長時間の通行止めは行わない予定。同課では「並行するさがみ縦貫道路の開通なども合わさり、戸田交差点付近の渋滞はほぼ解消されると想定しています」と分析している。
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