1947年に作られた「妻田音頭」から66年。「新妻田音頭」がこのほど完成し、3月3日、睦合南公民館で行われる「公民館まつり芸能発表会」で、同地区の自治会単位で練習を重ねた人が主体となって初披露する。
妻田地区で20年近く縁を大事に活動する市民グループ「いちえん会」(中村善成会長)が同地区を盛り上げようと会員に呼びかけたのがきっかけ。2011年に3代目に就任した中村会長。地元を離れていて戻ってきたときに地域の人が受け入れてくれたことが原動力になっているという。
「新妻田音頭」の作詞は、妻田東在住の川島浩平さん(68)と健作さん(65)兄弟が手がけた。作曲は金田在住の和田嘉隆さん。松枝在住の花柳流・花柳千寿丸さんは盆踊りが結ぶ地域の絆をイメージした振付を担当した。歌い手は、青少年健全育成会白根自治会長の小池敏夫さん。小池さんは「妻田地区の人に歌ってほしい」と力を込める。
最初に和田さんが作曲。健作さんが詞をつけ、2012年5月に完成させた。和田さんがテンポを早くし、アレンジを加え約2分にまとめた。「最近は盆踊りをする子どもが少ないので、この曲をきっかけに親しんで。年配の人もすぐに覚えられる。地域共通でできるのは盆踊り」と健作さん。歌詞は、小鮎川や妻田神社など妻田にちなんだキーワードを盛り込んだ。健作さんの趣味の俳句作りを作詞に生かし、七五調で春夏秋冬を盛り込み、季節感を出したのが大きな特長だ。
中村会長は「地域の活性化に貢献したかった。明るく踊りやすい曲。地元の曲で盆踊りをする人が増えたら嬉しい。さらに、盆踊りを通して心がひとつになり、地元で生まれた曲でつながりができたら面白くなる。みなさんの協力あって完成した」と笑顔を見せる。
現在、妻田地区には12の自治会があり、人口は約1万8000人。今後は、盆踊りの季節だけでなく、同地区の学校の運動会や昼休みにも曲を流し、一年中いろいろな場所で歌ってもらえるように″地域の名物曲”にするという。妻田地区に「新妻田音頭」の歴史が刻まれる。
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