厚木東高校の男子バスケットボール部が1月に行われた神奈川県高等学校バスケットボール新人大会で優勝し、関東大会への出場権を手にした。
同校は、昨年末に行われたウインターカップでベスト8となったことから、支部予選を免除、第1シードとなった。
初戦となった2回戦は、いきなり強豪の湘南工科大附属高校(藤沢市)との対戦。3年生の引退が遅れ、新チームでの練習不足という不安要素を抱えていたものの、キャプテンの吉田烈、エースの小宮優大ら2年生4人が上学年とともにウインターカップを戦った経験値は大きかった。後半にも足が動き得意の速攻で得点を重ね、94-74で勝利した。
勢いそのままに、3回戦の逗葉高校(逗子市)戦、4回戦の横浜清風高校戦とも、吉田がゴール下のパワープレーで活躍し、勝ち進んだ。
準決勝は法政大学第二高校(川崎市)との対決。前半無得点だった小宮が爆発し、後半だけで19得点の活躍を見せ、71-62で決勝へ駒を進めた。
決勝で対した桐光学園(川崎市)戦は、終盤まで拮抗した試合展開が続いた。残り16秒で相手に3ポイントを決められ追いつかれたところで、厚木東がタイムアウト。永田雅嗣郎監督が「いける奴がいけ」と檄を飛ばす。ラスト5秒で小宮が崩して得点。相手は長身選手にパスを集めたがシュートは外れブザーが鳴り、67-65の接戦を制した。
永田監督は「インターハイ目指して、一つひとつ勝ちを重ねていく」とコメント。関東大会は栃木県で2月10日(土)、日本学園高校(東京都)と初戦を戦う。
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