今年度で開設から20周年を迎えた厚木市立病院(長谷川節病院事業管理者/院長、厚木市水引)。10月20日には、同院大会議室で市民と病院関係者らを招いた記念講演会が開催され、約80人が参加した。また当日は、周年記念として一般公募された「タグライン」の発表と受賞者への表彰式も合わせて行われた。
記念講演会には、山口貴裕厚木市長をはじめ、病院開設時に市長を務めた山口巖雄元市長、新病院開設時の小林常良前市長も出席した。
長谷川院長は冒頭「これまで支えていただいた皆様に感謝。20周年を迎え、より成熟した病院として地域を支えていきたい」とあいさつ。山口市長は「これからも市民の健康と命を守れるように取り組んでいきたい」と話した。
タグライン決定
タグラインとは、ブランドイメージを短い言葉で簡潔に表現したフレーズのこと。同院では周年を記念して今年7月から8月にかけて一般公募でタグラインを募集した。市内外から903件の応募があり、市内在住の菊池直幸さん(58)の「頼れるチーム 寄り添うココロ」に決定。同院では「市立病院の魅力を広くPRできる作品。このタグラインを通じて、当院の診療に対する思いを全国へ向けて発信していきたい」としている。
式典内では、代理で出席した妻の菊池京子さんに、長谷川院長から賞状と賞品が手渡された。
記念講演では東京慈恵会医科大学の衛藤謙教授が講師となり、「大腸がん〜早期発見のすすめ〜」が行われ、参加者らは真剣に耳を傾けた。
沿革
厚木市立病院は1951年に神奈川県立厚木病院(6診療科51床)として開設。52年後の2003年4月、神奈川県から厚木市が経営移譲を受ける形で厚木市立病院(15診療科 計356床)として開設された。
老朽化等の問題により2012年から同所での新病院建設工事が着工され、17年に工事が完了、現在の形での全面オープン(27診療科計347床)となった。
また同院は22年には県がん診療連携指定病院に指定されており、今年23年には、新たに手術支援ロボットの運用も開始されている。
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