夢は続く
「あつぎミュージックフェスティバル」の実行委員長を起ち上げの時から務めております。第1回は2014年11月、厚木市文化会館大ホールにて、三浦大知さんらにご出演頂いて開催しました。
それから丸10年、コロナ禍に見舞われながらも企画運営やスポンサー集めなどに奔走してくれる有志の仲間が増え続け、途切れることなく着実に活動は続いて来ました。
演劇しか知らない私がなぜ音楽祭の、しかも、若向けのフェスの委員長をやっているのかというと、当時、私は文化財団の芸術監督や、市の文化大使などを拝命していて、その名の大きさに比して、専門である演劇というものの影響力の小ささに忸怩たる思いを抱いていたからでした。演劇は素晴らしいものです。けれど一度に集められる観客にどうしても限りがある。演劇は深いけど、狭い。
そんな時に地元出身の音楽プロデューサー・青山淳一さんと出会いました。今も副委員長を務め、フェスの実質的運営を指揮してくれている、世界を股にかけて活躍するヒットメーカーです。初めて会った時に彼は夢を語ってくれました。
「自分が子供の頃、大スターがやって来た昔の鮎祭りの前夜祭に感じた、興奮と憧れを今の若者たちに与えてあげたい」。
その夢を柱として代理店などに頼らず、市と市民が手作りで創り上げる、奇跡のフェスが誕生したのでした。その活動の要、新人発掘オーデション。間もなく締め切りです。
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