中津工業団地第1号公園(愛川町中津)の再整備を進める愛川町は、7月2日(水)に多目的広場の供用を開始する。これまで2面あった野球場を1面に減らし、町内の公園では初となる人工芝のスポーツ広場を整備。少年サッカーやフットサル、ハンドボールなどの利用が可能となる。
第1号公園は、中津工業団地第2号公園と共に1972年に供用を開始し、町内4カ所の都市計画公園の中でもっとも歴史が古い。約4ヘクタールの敷地に野球場とテニスコート、プール、ジョギングコース、トリム広場、体育館を備え、町のスポーツ施設の中核に位置づけて町民の健康づくりの場として親しまれている。
しかし供用から50年以上が経過して施設の老朽化が目立つほか、競技人口の減少に伴う施設配置の在り方を検討する必要が出てきた。
中でも2面あった野球場は利用頻度の低下が顕著で、2011年度に2万4313人だった利用者数は、23年度に1万950人まで減少。町は23年に策定した再整備基本計画で、野球場を1面に減らして多面的な利用が可能な人工芝の広場を整備する考えを示していた。
新たに整備された広場では、少年サッカーやフットサル、ハンドボール、グラウンド・ゴルフなどの競技利用が可能となる。町によると、少年サッカーコートなどとして使える人工芝の広場は町内初という。野球場との境界には、高さ7mの防球ネットを設置した。
防災機能を強化
町は28年度までを計画期間として、その他の施設についても順次更新を進める。
全8面あるテニスコートのうち、劣化が目立つ4面は表層を新しくする。公園を囲むように整備されたジョギングコースは、駐車場の車路を横断する既設のコースを見直して安全性を確保。走路もクッション性に優れた素材に更新する。
公園の北西に位置するトリム広場には、利用者からの要望を受けて屋外トイレを設置する。
競技施設の更新に加え、町は公園の防災機能向上を目指してマンホールトイレや災害時の炊き出しなどに活用できるかまどベンチ、防災倉庫などを今年度中に整備する方針。
記念イベント開催
広場のオープンを記念し6月28日(土)、町ではサッカーJ3のSC相模原からアカデミー関係者を招いたサッカー教室と、恐竜の着ぐるみを着て走る「ティラノサウルスレース」を開催する。申し込みを今日13日まで受け付けている。
申し込み方法などは市スポーツ・文化振興課【電話】046・285・2111へ。
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