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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2025.07.04

建築賞2部門で最優秀賞
日比野設計が教育施設で

  • 高低差を活かした設計が特徴の長崎県の幼稚園

  • 賞状を手にする日比野会長

 教育施設設計を専門とする株式会社日比野設計(本社・厚木市飯山南、日比野拓代表取締役会長)が、米国最大手建築メディアArchitizer主催の建築賞で「幼稚園建築部門」と「教育施設インテリアデザイン部門」の最優秀賞をダブル受賞した。同社が最優秀賞を同時受賞したのは初めて。

 幼稚園建築部門では、長崎県の高低差のある難敷地に建てられた認定こども園の設計が評価された。既存の園舎園庭を活用しつつ、高低差を活かした立体感と奥行き感のある教育環境を創造。安全面に配慮しながら園児たちが楽しく過ごせるような工夫が随所に凝らされている。

 また、教育施設インテリアデザイン部門を受賞した中国深セン市の幼稚園では、既存の建物を幼稚園として使用するための改修設計を請け負った。建物内部には4層の吹き抜け空間を備えていたが、「吹き抜けは危険なので塞ぐ」という発想をやめ、ダイナミックに空間を活かすことに注力。内部で子どもたちが遊ぶことができる鳥の巣状のオブジェを吹き抜け空間に設けるなどユニークな発想で、子どもたちの活動を活発化させることにつながった。

 日比野会長は「子どもたちの体力低下が叫ばれる近年。遊びや暮らしを通じて自然と体力を育むことができる施設です」とコンセプトを話した。

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