伊勢原発のB級グルメとして2010年3月に誕生した豚ティーヤをさらに周知していこうと、豚ティーヤ推進協議会では、PR活動のボランティアチーム・豚ティーヤ応援隊(仮称)のメンバーを現在募集している。
豚ティーヤは、県央地域で古くから食されている豚漬けをベースに地元の新鮮野菜を合わせて現代風にアレンジしたもの。メキシコなどで親しまれているトルティーヤと呼ばれる生地で豚肉と野菜を包んだものが基本メニューで、レストランや居酒屋など市内17の飲食店が独自に手を加え、各店で販売している。
価格は200〜500円ほどで、道灌まつりや伊勢原芸術花火大会の会場でも販売されるなど、食べ歩きが楽しい伊勢原の名物としてまちおこしの一翼を担うと期待されていた。
ところが、豚ティーヤの誕生からこれまでの間、B級グルメの催しが全国で開かれ、B級グルメそのもののインパクトが薄れてきた。協議会によると、市内の豚ティーヤの売り上げは年々減少。協議会の実務部長で豚ティーヤの販売先の1つ柏木牧場(小稲葉)の柏木貞俊さんは「ピーク時は週末に100本以上売れていたが、今は3分の1程度」と話す。
さらに大きな力で
協議会によると、今回募集するボランティアは年齢・性別不問、伊勢原市を盛り上げたいという人が対象。市民でなくても参加可。スタッフは市内外で開催されるイベントなどで豚ティーヤのPR活動を行う予定だ。柏木さんは「これまでは飲食業関係者だけで行っていた販促も、一般市民の方のお力を借りれば、さらに大きな力がでるはず。豚ティーヤを再生させるラストチャンス」と話す。
ボランティアの参加特典や販促グッズなどまだ検討中の部分も大きいが、協議会では「市民総出でまちおこしを」と意気込んでいる。
問い合わせは市商工会/【電話】0463・95・3233小泉さんまで。
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