伊勢原市商工会女性部の部長にこのほど就任した 根岸 幸子さん 桜台在住 62歳
みんな仲良くがモットー
○…6代目の部長にこのほど就任し、56人の部員をまとめる。商工会女性部は、女性ならではの目線で、まちづくりへの貢献をめざす団体。例年だと大納涼まつりや大山登山マラソンといった行事のサポート、部員向けの講習会などを行うが、今年はコロナ禍で先行き不透明な状況。「事業が滞っている中、部員の皆さんを元気づけて、このご時勢を乗り切っていきたい」と、部長としてのあいさつ文と一緒にマスクを入れて、部員らに送る予定だという。
○…女性部には2006年に入部。「行事を運営する上で大変なこともありますが、みんなで一つのことをやる達成感や楽しさの方が大きい」と魅力を話す。4年前に常任委員、2年前には副部長にそれぞれ就任し、部を支えてきた。これからは部長として、「部員個々の力を発揮して頂ける環境を、さらに整えていきたい」と語る。
○…小稲葉のトマト農家の長女として生まれた。短大を卒業後は、保険会社に就職。大田地区の青年団活動を通して夫と出会い、スキーやアウトドアなど共通の趣味で意気投合。23歳で結婚し、3人の子どもにも恵まれた。戦争経験者でもあった義父が残した言葉、「みんな仲良く」が自身の根底にあり、女性部の運営の中でも広げていきたいという。
○…市内桜台で不動産管理業を夫と2人で営む。10年ほど前から国際交流のボランティアや女性消防団などの活動にも参加。身体を動かすことが好きで、ヨガや体操が趣味。また、公民館活動として詩吟にも挑戦する。数年前からは自身の畑で、野菜や果物などを育てる家庭菜園をしている。「自分で育てたものを収穫するのが、何よりも楽しみ。これからも主人と2人で続けていきたい」と目を細めた。
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