NHK杯全国高校放送コンテスト神奈川県大会がこのほど行われ、向上高校放送部がラジオドキュメント、創作ラジオドラマ、研究発表の3部門で好成績を残し、7月26日(火)に行われる全国大会への出場を決めた。
同コンテストは高校生の豊かな人間性の育成と、未来への展望をもつ人間としての成長をめざし、校内放送活動をメディアリテラシーの実践として位置づけ、情報発信としての放送活動の発展を図ることが目的。美しく豊かな日本語を大切にする心情を育て、話す力や表現力を高めることなどが狙い。
県予選で同部は、ラジオドキュメント部門で2位、創作ラジオドラマ部門で1位、研究発表部門で1位になり、全国大会への出場権を獲得した。
ラジオドキュメント部門では、勉強と部活動の両立を掲げる「向上スタイル」について、生徒や教員などにインタビューして作品に仕上げた。製作者の小池夏織さん(2年)は「向上の今を伝えることができたと思う」と話す。
創作ラジオドラマ部門では親子関係をテーマにオリジナルドラマを製作。白井菜々香部長(3年)は「血のつながりがテーマ。親子関係を改めて考える機会になれば良い。全国の高校生に共感してもらえると思う」と自信をのぞかせた。
研究発表部門では発声練習について、演劇のプロなどに取材し研究をまとめた。藤原成実さん(1年)は「確実に発声が良くなった。他の学校に聞いてもらい、互いにレベルアップできればうれしい」と話した。
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