大和 文化
公開日:2026.06.26
次世代につなぐ改革 熊野神社・櫻森稲荷神社
熊野神社と櫻森稲荷神社の関係者らが合同でつくる氏子会が、課題となっている氏子減少や高齢化を見据え、神社の護持運営に向けた改革に乗り出した。
「熊野神社/櫻森稲荷神社氏子会」によると現在の氏子数は176戸と減少傾向にあり、数年後には100戸を下回ると予測される。
そこで、将来の氏子候補となる関係人口を増やし、次世代へ神社をつなぐ土台づくりを目指そうと、「ふるさと氏子」制度を導入した。
これは、市外へ転出した家族や親族、友人なども、ふるさとの総鎮守を遠くから応援する「氏子」として登録できる新たな仕組みだ。登録者には、総本宮の許可を得た「八咫烏(やたがらす)」と「熊野本宮」の文字が入った特別なお守りが授与される。
さらに、今年の例大祭では、従来の神輿に加えて、少人数や高齢の氏子でも地域を巡行できるよう、ヒノキで作られた箱型で比較的軽量である「辛櫃(からひつ)」による渡御を新たに行う予定だ。
同会の二見則之総代長と岩竹一夫総代長らは今年5月、総本宮である和歌山県の熊野本宮大社へ赴き許可を得て、本宮で使われているものと同じ寸法の辛櫃を制作している。八咫烏のデザインを使用することも認められたという。
熊野神社の氏子総代長も務める二見さんは、「神社というコミュニティを次の時代へ残し、次世代が誇りに思える組織にしたい」と話した。
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