第50回神奈川県中学校春季軟式野球大会（県中学校体育連盟・県野球連盟主催）が５月27日と６月４日に横山公園野球場、サーティーフォー相模原球場ほかで開催され、伊勢原中学校野球部（山口貴裕監督・部員数21人）が３位に輝いた。

　同中学野球部は４月15日から５月３日、いせはらサンシャインスタジアムほかで開催された春季野球大会中ブロック大会で西・渋沢合同（秦野）、神明（平塚）、大野（平塚）、決勝で旭陵・太洋・山城・土沢（平塚）の合同チームを破り、県大会への進出を決めた。

　大会には県下８ブロックから選抜された９校が出場。初戦では千代（県西）を４対０、準々決勝では横浜１位で強豪の横浜隼人を４対１で破り、準決勝へ進出した。南林間（県央）との対戦では、序盤に５点をリードされる苦しい展開ながらも終盤まで粘りに粘って５対５と追いつき、延長タイブレークまで持ち込む白熱した展開となったが６対７で敗れた。

　エースでキャプテンを務める右のサイドスロー・塩田優宇選手を中心に、リズムよく打たせて守る堅実な守備が特徴のチーム。バッティングでは、多くの振り込みを行い速球に負けないスイングを作っているという。山口監督は「優勝を狙っていたので残念。一瞬の悔しさはあったが、この大会で課題も見え、今後やるべきことが明確になった。夏に向けてレベルアップを図り、県大会優勝、関東を勝ち抜いて全国を目指す」と話した。

　大会は岩瀬（湘南）が南林間を６対１で破り、優勝を果たした。