市内上谷を流れる渋田川河畔で３月15日、伊勢原ロータリークラブと自修館中等教育学校が寄贈した約２０００株の芝桜の植栽が行われた。

　これは、４月５日（土）、６日（日）、12日（土）、13日（日）に開催される「芝桜まつり」に先立って実施されたもの。同エリアでは、芝桜の景観保護を目的に、植栽や維持管理を行うオーナー制度「芝桜育成管理団体」の登録が行われており、現在12団体が登録。地元住民によるボランティア組織である上谷芝桜愛好会と連携して活動を行っている。

　この日、伊勢原ＲＣをはじめ、向上高校、高井工務店、ＪＡ湘南大田支店、立正幼稚園、伊勢原青年会議所、ジヤトコ株式会社、ジヤトコエンジニアリング株式会社、伊勢原ライオンズクラブ、伊勢原市役所、上谷芝桜愛好会など、約１００人が参加した。

　愛好会の亀井隆会長は、参加者らに感謝を述べ「この地道な努力を少しずつ続けてきれいな花を咲かせていきたい」と話した。伊勢原ＲＣの天野耕一郎会長は「クラブとして10年以上この事業を行っている。地域の方にも喜んでいただけているので今後も継続していく」と語った。

　作業は河畔のエリアを分けて実施され、参加者は軍手をはめ、スコップを手に雑草取りやゴミ拾いを行い、その後、芝桜の植え替えなどを慎重に進めていった。

　渋田川沿いの芝桜は、「かながわの花の名所１００選」にも選ばれており、まつり期間中は毎年多くの来場者で賑わう。