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公開日:2025.09.12

前伊勢原市長高山松太郎氏
道路功労者で表彰
246号バイパス建設等に尽力

  • 表彰状を手にする高山氏(中央)

 前伊勢原市長の高山松太郎氏(75)がこのほど、長年の道路の発達に尽力するなどの功績が認められ、公益社団法人日本道路協会から「道路功労者」として表彰。9月8日に伊勢原市役所で表彰状授与式が行われた。

 道路功労者表彰は、国土交通省が8月に実施する「道路ふれあい月間」事業の一環として、(公社)日本道路協会が、道路整備事業の発展に尽力した個人団体を表彰するもので、毎年8月10日の道の日に表彰を行っている。

 この日の授与式には国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所の西村徹事務所長や萩原鉄也伊勢原市長らが出席。西村所長によれば、高山氏は伊勢原市長在任中、国道246号バイパス建設促進協議会の会長として12年間にわたり道路の発展に尽力。特に2014年、伊勢原西インターチェンジから秦野中井インターチェンジの事業化に地元沿線市町村の会長としてリーダーシップを発揮し、国・県及び関係自治体と調整を行い、事業の推進に大きく貢献したことなどが評価された。

 また昨年8月、台風10号に伴う豪雨によって国道246号伊勢原市善波トンネル付近ののり面が崩落。その際、地元住民への情報発信や丁寧な対応で、大きな混乱もなく再開できたことに対して感謝の言葉を送った。

 高山氏は「市議の時から246号バイパスが市の懸案だった。246号の沿線に住んでいて渋滞を身に染みて感じてきた」と自身の長年の活動を振り返った。さらに善波トンネルのり面崩落に触れ「事故発生当初は車が巻き込まれているという情報もあり緊張が走った」と当時の緊迫した様子を語った。表彰を受け高山氏は「横浜国道事務所には大変お世話になった。246号バイパスはまだ全線の半分しか事業化されていないが、順次予算がつき、国がやってくれると思う。将来が楽しみ」と語った。

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