戻る

伊勢原 文化

公開日:2026.11.03

KOUGEI EXPO inKANAGAWA 大山こまを全国へ発信 金子屋さんが参加

  • ろくろを回しこまを成形する金子さん

    ろくろを回しこまを成形する金子さん

 大山こまを未来に残す―。

 パシフィコ横浜で11月7日(土)から9日(月)まで開催される、伝統的工芸品の国内最大級イベント「KOUGEI EXPO in KANAGAWA」(第43回伝統的工芸品月間国民会議全国大会)に、大山こま職人の金子吉延さん(76・金子屋支店)が参加する。

 神奈川県内で初開催される同イベントで「横浜スカーフ」、「津久井の組紐」、「横須賀スカジャン」など「神奈川の郷土工芸品」のひとつとして参加。3日間にわたり、大山こまの製作実演などを行う。

金運・縁起物土産として流行

 大山こまは、日本遺産に認定された「大山詣り」の構成文化財で代表的な土産品。江戸時代に木地師(きじし)と呼ばれる職人が、大山の豊富な木々を使って、お土産用のおもちゃとして作り始めたのが起源とされている。江戸時代の中頃から大山詣りが流行すると、大山土産として人気になった。

 鮮やかな色が目を引く大山こま。紅、藍、紫の3色が同心円状に描かれていて、回すと3色が美しく調和する。心棒は、根本が細く、先端に向かって太くなるように削り出されることに特徴がある。職人が伝統を守り丹精を込めて作る大山こまは、よく回ることから「金運がついて回る」、丸みのある形から「円満」などといわれ、商売繁盛や家内安全の縁起物として、親しまれている。2017年には市の指定文化財になっているが、こま職人は現在、金子さんただ一人になってしまった。

 金子さんは「大山こま製作技術保存会」の代表を務め、技術の伝承に力を入れている。こうした状況を知り、地元の伝統工芸品である「大山こまの製作技術」を後世につなげようと、市民有志のグループが技術習得に向け活動するなど、技術の伝承に向けた活動も徐々に広がっている。金子さんは「大山こまのPRになればうれしい。大山はこれから紅葉のシーズンになる。多くの人に足を運んでもらい、大山こまの生まれた風土や歴史などを実際に体験してもらえれば」と話す。

伊勢原 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

伊勢原 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

伊勢原 ローカルニュースの新着記事

伊勢原 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS