横須賀総合高校 中高一貫教育を検討 来年度から市教委が審議
市教育委員会は、市立横須賀総合高校(=写真)の教育改革として中高一貫教育の検討を来年度から開始する。今月5日に開かれた教育福祉常任委員会での素案報告で明らかになった。
平成10年の学校教育法の一部改正で設置が可能となった中高一貫校。文科省によると年々増え、昨年4月時点で全国に420校あるが市内では未導入だった。03年の開校から10年目を迎える同校の長期的な教育ビジョンや、他校との差別化など”市立学校”としての在り方を見直したい考え。生徒自身が履修計画を立てる独自の校風を活かしながら、国際都市と掲げる横須賀の地域性に特化した英語教育などをめざす。
市教育政策担当は「ゆとりある6年間の学習は進路選択の幅を広げる」と話す一方、設置時期や選考方法については「まだ何も決まっていない。まずは来年度、外部の教育関係者を交えて一貫化のメリット・デメリットを検証したい」と話す。
横浜市でも「経済的に負担の少ない公立の中高一貫教育を受けたい」という市民ニーズに応え、今年度より市立南高等学校の付属中学を開校。定員160人に約1700人が受検し倍率はおよそ10倍だった。
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