横須賀・三浦 人物風土記
公開日:2015.01.09
まちづくり団体「横須賀青年会議所」(横須賀JC)の第63代理事長に就いた
新倉 隆史さん
市内在勤 39歳
「JCは自分改革の道場」
○…リーダーとしては異色のタイプかもしれない。「集合写真でたとえると、いつも列の後ろに並んで目立たない存在。誰かの指示で動くような人間で、リーダーの素養を微塵も持ち合わせていません」。控えめな性格は、頼りなさ気に見えるが、不言実行でやり遂げる真の強さはメンバーの誰もが知っている。3年前のシーサイドマラソン大会では、地域連携を推し進める担当委員長として奔走。中央商店街にランナーを誘導するアイデアや保健福祉大とのコラボで「マラソンめし」を商品化するなどの新機軸を打ち出した。
○…横須賀JCの看板であり、自身の思い入れも深いシーサイドマラソンは今年、40回の記念大会となる。市民の健康増進を目的にスタートした取組みは、昨今のランニングブームを追い風に6000人を集めるまでに成長を遂げた。だが現状のコースでは、大会規模は頭打ち。次なる指針づくりが命題となっている。「横横道路のコース利用が実現すれば1万人超のランナーを集めることが可能です。ただ、大きくすることがベストなのかとの疑問もあります」と態度は慎重。一大事業を街の活性化へと昇華させる手立てに思いを巡らせる日々だ。
○…「地域のコミュニティーの中心を担う存在にJCもなるべき」が持論。JCの活動が直接何かをもたらすのではなく、それをつくり上げる経験をした人たちが、様々な場面で力を発揮することが理想だと言う。そのために「多くの人と接することで経験値を上げていく。内向的な自分にとって(JCは)最高の道場です」と笑った。
○…生コンの製造・販売会社の経営幹部。「上意下達では人は動かない。その人なりの個性を見極めて責任と役割を担ってもらう」。10年間のJC活動でリーダーシップの断片を学んだ。家に戻れば中学生を筆頭に5人の子どもの父親。「実は家族を仕切ることが一番難しいかもしれません」
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